謎の多い職業”占い師”。相談者の悩みを解決するカウンセラーであり、テレビや雑誌に出演する、タレントのような存在とも言えます。占い師になれるのは、「特別な力を持っている人」というイメージがありますが、最近では、占いYouTuberや占いアプリなど副業で占い師を始める方も増えていたりと、身近な職業になってきているんです!
この記事では、「占い師ってどうやってなるの?」「憧れはあるけど生活していけるの?」「資格は必要なの?」などなど、占い師になりたいと思っている皆さんの疑問を解説していきます。
占い師を目指す前に知っておきたいこと
「占い師とはどういう人のことをいうのか」、「資格は必要か」、「向き不向きはあるのか」など、占い師を目指す前に知っておきたい、”占い師について”を解説していきます!
占い師の定義とは
占い師とは、占いをやっている人のことを指し、明確に「これであなたも占い師」という決まりはありません。
つまり、自分で『今日から占い師です』と名乗れば、占い師人生の始まりです。個人で開業したときなのか、占い店に所属すること決まったときなのか、勉強を始めた時なのか、自分次第になってきます。
あくまで「占い師」と名乗るのは本人次第ですが、占術を身につけて、相談者のニーズを満たし、代償としてお金をもらえるようになったら、占い師を職業として考えるのが一般的でしょう。
占い師の資格について
占い師を職業にするために、資格は必要ありません。
民間団体が発行している資格や、国が認定している国家資格などは、占いの世界ではありません。あるのは、占い学校などが卒業時に発行している修了証書などで、資格ではなく、あくまで「ここで学びましたよ」という証明になります。
占い師に一番必要なのは、人生経験!と言っても過言ではないでしょう。
占い師への相談は恋愛や人間関係、仕事の向き不向きなど様々。占術だけではなく、人よりも豊富な人生経験がは占い師の武器と言えます。
占い師はあくまで、実力勝負の世界。
どれだけ力があってもお客さんが来なければ意味がありません。集客してからも、いかに相談者の満足度を高められるかがポイントです。メディア出演している方、本を出している方、予約殺到の人気占い師、資格を持たずに占い師として活躍している方は大勢います。
心理カウンセラー・セラピストの資格を持つ占い師も多い。
相談に来た人の悩みも解決していく際、寄り添い方や聞き出し方においてひとつの強みになります。
霊感・超能力など特別な力は必要?
占い師にとって霊感は必須ではありません。
占い師には「霊感とかスピリチュアルな能力が必要」と思う人も多いでしょう。実際に、霊感を持ち、それを強みにスピリチュアルな占いを得意としている占い師も多くいます。しかし、あくまで「あったら有利」というぐらい!
基本的には、占術を磨き、話術や人の話を聞く耳を持てば、霊感がなくても占い師になることは可能です!
働き方について
占い師の働き方は、大きく分けて「占い店に所属」か「個人で開業」の2つです。占い店には就職ではなく、所属という形になるため、個人事業主として完全出来高制で働くことになります。
占い店に所属するメリット
お店に来る一般のお客さんを占うことができますし、自分で大きくPRしなくても、占い店のホームページなどから集客をすることができる。
個人開業のメリット
個人で開業する場合には、占い店にマージンを取られることがないため、占った料金は全て自分のものになります。そのかわり、集客も自分でする必要があり、知名度のない駆け出しのころには、収入にはならないことがほとんどです。
個人で開業している占い師は、もともと有名な占い店に所属していた人や、有名な占い師に弟子入りしていた人が多く、何かしらのアピールポイントが必要になります。
流れとしては、占い店で知名度を上げてからの独立が良いでしょう。
占い師に向いている人の特徴
「占い師に向いている人の特徴」を解説していきます。この特徴が全てではありませんが、占い師を職業にしたいと思ってる人は参考にしてください。
聞き上手な人
話を上手く聞ける「聞き上手な人」は占い師に向いているでしょう。
占い師によっては自分の意見をズバズバと伝えていく人もいますが、ほとんどのお客さんは「答えが欲しい」だけではなく、「話を聞いてほしい」ことが多いです。
有名な占い師の口コミには、「話やすい」「物腰が柔らかい」といった評価を得ていることが多いです。
勘が鋭い人
いわゆる「第六感」と呼ばれる能力を持っている人です。
特に超能力というわけではなく、「子供のころから勘が鋭いと言われた」「周りから勘が鋭いって言われる」など。自分でというよりかは、周りから勘が鋭いと言われることが多いのであれば、占い師に向いているかもしれません。
話術に長けてる人
人生相談も兼ねているのが占いなので、「占術が使えるから占い師」というだけではなく、占いの世界で生きていくのであれば、お客さんの相談を解決していけるような話術も必要になるでしょう。
占い師になる方法
「占い師と名乗れば占い師」と説明してきましたが、実際に占術を身につけないことには、どうにもなりません。まずは、占い師になる第一歩として、占術を身につけていきましょう。
占い学校に通う
占い学校とは、占いの基礎を学ぶ講座から、実践練習までを行う場所のこと。取り扱う占術も、教材も、学習内容も、学費も、学校によって様々です。主に首都圏に展開していますが、最近ではオンラインの占い学校もあるので、自分の地域に占い学校がなくても学ぶことは可能です。
大手の占い店が運営している学校であれば、卒業後に系列の占い店に所属できることもある。
学費はかかりますが、
・基礎から実践まで学べる
・占い店に所属しやすくなる
という点から、占い学校が一番、現実的な方法かもしれません。
占い師に弟子入り
難しい代わりに、占い師への道は近いと言える「弟子入り」。占い師に直接連絡を取り、アシスタントとして働きながら学ぶ流れが王道です。
ただ、弟子を取っている人自体も少なく、正社員やバイトの募集のように公表はしていないのが実態です。給与体系や教え方など、占い師によってバラバラ。無給の可能性もあるので、かなりの覚悟が必要でしょう。
それでも、実績のある占い師に弟子入りできれば、とても価値のあるものになり、占い師までの道のりも早くなるでしょう。
独学で勉強
「いやいや独学は無理でしょ」と思う人も多いかもしれませんが、有名な占い師の中でも独学の人はいます。実際、占いを学べる書籍もありますし、タロットカードも通販で手に入ります。タロットや手相の基礎であれば独学でも十分に可能でしょう。とは言え、占い師として生きて行くのであれば、独学の後に人から学ぶ必要はありそうです。
占い師のインタビュー記事を見ていると、独学で占いを学び、職業としている方の多くは、子供のころから占いを遊び感覚で始めていたり、もともと霊感があって、占術も組み合わせている人などが多い見たいです。
占い師のお金事情
占い師になるために必要なことを解説してきましたが、最後に「気になるお金事情」を解説していきます。
収入平均
占い師の平均年収は、200万円ほどと言われています。
どの職業でも人によって収入に差が出ますが、占い師は他の職業と比べても特に差が激しい職種です。
テレビやメディアに出演している占い師と、全く出演していない占い師でも差は大きくなりますし、都心部と地方でも変わってきます。また、対面占いをメインとするか、雑誌や本で鑑定を行うか、SNSやYouTubeチャンネルをメインにするか、活動の場によっても収入は様々でしょう。
占い師だけで生活していける?
占い師の収入は歩合制がほとんど。占い師だけで生活していけるかは「人による」ということになります。駆け出しのころであれば、占い師だけで生活していくのは難しいでしょう。お店に所属していても、一般的な会社員のよう、出勤すれば給与を保証してくれるといった制度をとっている店舗はほとんどありません。
最初から大きな収入を得ることは難しいため、駆け出しの間は副業で進めるほうが良いでしょう。
福利厚生ってどうなってる?
占い師は占い店に所属していても、個人で開業していても「個人事業主」ということになります。
福利厚生は会社員として働いている人のためのものなので、個人で事業をしている占い師には適応されません。
各種保険や有給休暇など、会社員としての保証は受けられませんし、確定申告も自分で行う必要があります。
まとめ
占い師に資格などはなく、あくまで実力勝負の世界になっています。
占術を身につけるだけで占い師としてやっていけるわけではなく、話術や人生経験も必要になってくるでしょう。
ただ、人を占うだけが占い師ではなく、悩みを解決していく人生相談も占い師の役割です。
占い師だけで生活していけている人は多くありませんが、いないわけでもありません。
厳しい世界ではありますが、この記事を最後まで読んでも「占い師になりたい」という気持ちが強いのであれば挑戦してみましょう!
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